アミノ酸が体に吸収されるまで

私たち生物の体の中では、アミノ酸のほとんどのものは、タンパク質という形をとっています。

 

体の色々な働きのために、自分でタンパク質を作っていくのにアミノ酸を必要としているのです。

 

アミノ酸を摂るために、私たちはタンパク質を食べているわけですが、タンパク質の状態のままでは、体の中に吸収することはできません。それらを作っている多くのアミノ酸、またはアミノ酸数個の結合物にまで分解して、小腸からアミノ酸を吸収することができるのです。

 

このアミノ酸は、人間にとってとても大切な資源と言えるのですが、体の働きも、できるだけアミノ酸を無駄なく吸収出来るように、多くの消化酵素を分泌し、小腸上皮細胞の表面でも消化を行ってくれます。
摂ったタンパク質の約90%は体の臓器の働きなどに利用しています。摂ったタンパク質は、消化器官の中で消化酵素の全ての攻撃を受けて、食事をしてから数時間ほどで、ほとんどがアミノ酸に分解されてしまいます。

 

また、アミノ酸を含んでいる健康食品や、スポーツドリンクを摂った場合は、酵素の作用を受けることはないのですから、そのままアミノ酸という形で体の中で吸収されて利用されいるのです。

 

特定のアミノ酸を、特に多く摂取したいと思われている場合には、そのアミノ酸を多く含んでいるタンパク質を摂取するか、もしくはそのアミノ酸を多く含んでいるサプリメントなどを利用して飲むというかたちでも、十分体の中の必要な量のアミノ酸は補えることができます。

 

アミノ酸が行う体内での動きは、小腸で吸収された後、門脈を通り肝臓に運ばれ、肝臓での代謝を受けたり、血管の中を通って、色々な臓器や組織に使われます。しかし、グルタミン酸の場合には、腸管から吸収された後に、体の中を巡ることはほとんどなく、腸管にとって大切なエネルギー源として有効的に利用されています。